令和四年度成果報告

令和4年度 テクノメイトコープ(TMC)の活動成果

2022年4月1日~2023年3月31日

理事長 武藤 明徳

令和4年度テクノメイトコープ(TMC)の主な活動成果は以下の通りです。今期も前期に引続き、新型コロナウィルス感染拡大防止のため出来る限りオンラインも活用しながら活動を行いました。

1.技術研修会(10回:オンライン)

・今期はコロナ禍のため、リアルの技術研究会・活動報告会および公開講演会は開催できませんでした。

・このため前年に引続きオンラインによる技術研修会を継続し、企業・大学・公共研究所等外部の方および新入会員の方等を招いて活発に議論しました。

・この内、5月、12月、3月はオープンセミナーとしてテーマを決め、開催しました。

5月度は水研究会主催のファインバブルの実用化と産業界への適用例をテーマとして開催。

12月度はテーマを防災特集として、地震防災、台風防災それぞれについて2名の方からご講演頂きました。

3月度はテーマを生物多様性とし、私たちの暮らしと生物多様性について、また森林再生を目指す実践活動について、それぞれ2名の方からご講演頂き、多くの方々にご参加頂きました。

2.部会分科会・委員会活動

・資源循環部会(水研究会等)、環境技術部会(CO2削減分科会、省エネ分科会、新エネ分科会)、生産管理部会(中小企業支援プログラム作成委員会、AI/IoT研究会)それぞれが新技術を生み出すことを最終目標に、月1回会合を開催しています。今期もコロナ禍のため、できるだけオンラインも活用し継続しました。ハイブリッド方式の機器も完備しましたので、コロナ後もリアル+リモートにて遠方の方にもご参加いただき、さらに活発に活動して参ります。

・環境技術部会は『テクノエコ通信』をほぼ月1回、法人会員等に配信しています。

・補助金委員会はコロナ禍の中でも、法人会員等の中小企業にタイムリーに情報提供し、適宜訪問の上、多くの企業の補助金申請を支援しました。結果として、事業再構築補助金4件、ものづくり補助金1件が採択されました。

3.教育事業

・「理科教育部会」は、泉大津市立小学校に対して、TMC独自の理科実験授業をコロナ禍にも拘わらず、延べ3校、3テーマ、6クラス、192名の児童に実施することができました。当該小学校のホームページにも掲載され、アンケート結果も好評でした。(*実施状況の写真を添付させて頂きます。)

4.法人会員、企業への技術支援

・環境技術部会は『テクノエコ通信』をほぼ月1回、法人会員等に配信しています。

・A社:業務委託契約を締結し、生産性向上に関する技術支援を継続中。

・B社:NEDO事業が採択された企業への交付申請書及びその後の事業運営支援中。

・C社:建築メンテナンス関係計測機器の開発支援。

・D社:「大阪ものづくり優良企業賞(2022)」受賞支援。事業再構築補助金申請支援。

5.大阪公共機関との連携

・大阪産業技術研究所 和泉センター 応用材料化学研究部 山口真平氏に、前年のTMC技術研修会にて、「ガス化と燃料電池を利用したバイオマスガス化発電技術」についてご講演頂き、そのフォローとしてE社を紹介し、共同開発を支援中。

・同じく電子・機械システム研究部 筧芳治氏に、TMC技術研修会にて、「薄膜・電子材料分野」について、ご講演頂きました(2023.1.25)。

・大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター 主任研究員 幸田良介氏に前述の生物多様性のオープンセミナー(2023.3.23)にてご講演頂きました。

・大阪産業創造館の多賀谷事業部長には種々ご相談させて頂いております。

・大阪地方裁判所の民事部調停の専門委員を務めました。

6.大学大阪公立大学等との連携

・大阪公立大学 大学院工学研究科 都市系専攻 准教授 中條壮大氏には、前述の防災特集のオープンセミナーにてご講演頂きました(2022.12.13)。

7.大阪府産業支援型NPO協議会OSKおよび他団体との連携

・OSKとは種々連携しているが、TMCオープンセミナーの案内には、その都度、OSKのメルマガを活用させて頂いています。

・NPO法人 科学技術者フォーラム(STF)とは、前年より交流を開始しているが、4月の技術研修会では、STF理事長の後藤幸子氏および杉原淳氏にご講演頂きました。またTMCの各部会活動にも参加頂き、交流を深めています。

・NPO法人 新現役ネットとも一昨年より交流しており、特に技術総合支援グループ

の方にはTMC技術研修会に参加頂いており、副代表の山田郁夫氏には、7月度の

TMC技術研修会でご講演頂きました。

8.東京支部の活動

今期はコロナ禍により、支部会合は毎月オンラインにて開催しました。特にバイオ

マス関連について、提案し、議論を深めています。

9.機関誌「環」、ホームページ

機関誌「環」は、編集会議を重ね、例年通り年4回発行しました。

ホームページは、理科教育部会の内容の充実、新エネ分科会・AI/IoT研究会等の各部会活動の情報発信に努めました。更なる内容の充実を鋭意検討中です。

10.趣味の会

コロナ禍により、囲碁・テニス・歴史散歩の会の各同好会、俳句・写真の各研究会ともに十分な活動ができなかったのは残念でした。

以上

 

 

(泉大津市立小学校での理科実験授業風景)

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