TMCオープンセミナー(第217回TMC技術研修会)
(第28回オンライン版) 令和5年2月14日
“ 生物多様性について ”
令和5年3月の技術研修会を下記の通り、オープンセミナーとして開催致します。
今回は持続可能な社会を目指す上で大きな課題とされている「生物多様性」をテーマにとりあげ、
この課題に先進的に取り組まれている、お二人からお話を伺いたいと思います。
今回もオンラインですが、ふるってご参加のほどお願い申し上げます。
主催:特定非営利活動法人 テクノメイトコープ(TMC)
開催日時:令和5年3月22日(水) 13時30分~15時40分
zoomによるwebセミナー(webサイトオープン13時15分頃予定)
お申し込みは下記URLから
https://techmatecoop.org/?page_id=3542
あいさつ:13:30~13:35 武藤明徳 TMC理事長
講 演Ⅰ:13:35~14:35
演題「生物多様性と私たちの暮らし」
講師 幸田 良介氏 大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター 主任研究員
概要 SDGsをはじめとして持続可能な社会づくりが注目される中、重要な課題の一つとして生物多様性への関心が高まっている。一方で、生物多様性はその分かりにくさゆえにしばしば旧来の自然保護と混同されがちであり、まだまだ社会に根付いていないのが実情である。本講演では、まず生物多様性という概念とその必要性を解説するとともに、当センターで取り組んでいる獣害対策や森づくり等の研究事例を交えながら、生物多様性を取り巻く様々な課題について紹介する。さらに、単に生物多様性を守るだけでなく、積極的に活用することで私たちの暮らしを豊かにしていこうとする新たな考え方についても紹介したい。
講 演Ⅱ:14:40~15:40
演題「日本の森林の現状、森林再生を目指す森林整備の実践活動」
講師 綾木 光弘氏 綾木企画技術士事務所代表
技術士(森林部門、総合技術監理部門)、環境カウンセラー(市民部門)
概要 日本の森林は、今大変な状況に追い込まれている。それに伴い、林業も、農業以上に衰退の道を歩んでいる。世界の森林の状況と比較した日本の森林の問題点と現状を解説する。その窮状を打開するにはどうすればよいかを提案してみたい。一方、明るい話題として、国産木材の復権も進んでいる。東京オリンピックや大阪万博では、木材が脚光を浴びてきている。演者は、京都府南山城村で、5haに及ぶ森の整備と再生の実践を行っている。同時に村の活性化と都会の人との交流を進める活動を行っておりそれに関して報告を行う。
※お問い合わせ:E-mail: tmc-osk@crux.ocn.ne.jp TEL 06-4963-9876(TMC事務局)