3月 TMC部会活動報告及びご案内
Ⅰ.理科教育部会 次回は3月19日(木)13:30~ TMC会議室で
(リーダー:久保建二顧問 (kemkubo@gmail.com)
報告事項、審議事項:
- 理科実験授業の実施後アンケート用紙に多くの質問が書かれている。「疑問を持つことは大切であるので、今後も自分でできる限り疑問を見つけて欲しい。そして、当方としては質問に対して分かりやすく回答することが大切である。さらに、できれば最後にそれらの疑問に対して自分で答えを探す努力をすることがもっと大切で、その方法として、泉大津駅前のアルザビルの4階市立図書館があり司書が多数いるので、自分の疑問を司書に話し、回答を得る図書を紹介してもらい自分で答えを見つけて欲しいと子どもたちに伝えて欲しい」と先生への返事の最後に書き添えて下さい。
- 泉大津市の小学校で万博に行った実態については表指導主事から次のような報告があった。内容は全8校中6校が学校行事として万博に参加した。そのうち1校は4,5,6年が参加、3校は5,6年が参加、2校は6年のみ参加した。学校行事として参加しなかった学校と学校行事に参加できなかった児童の全員に入場券のチケットIDが紙媒体で配布されたが、参加の実態は把握していない。
- 今年度のアンケートを土居さんが纏めてくれた。とてもうまく纏められていると思うが、理科教育部会員が各自、家で再検討し、修正必要箇所が見つかれば2月中に全員にメールで知らせること。その結果を踏まえて土居・久保が検討し、3月上旬にアンケートのまとめを市教委へ報告する。
- 次年度の授業計画で久保から川辺へ1テーマ、土居から川辺へ1テーマ移行する。
- 3月の部会に向けて、26年度の授業計画書を書き改める。その際、授業計画書は従来の3枚に加えて、テーマのポイント(特色と狙い)を1枚に纏め計4枚のパワーポイントで仕上げる。それらを4月の部会で検討し26年度の最終案とするので理科教育部会員の皆様よろしくお願いします。
- 2026年度のテーマは理科実験授業13テーマ、防災実験授業の2テーマはそのままとし、環境テーマのうち紫外線のテーマは理科実験授業に移行、他の地球温暖化・再生紙づくりの2テーマは中止する。
- 部会終了後、理科教育部会の実験材料の再確認を行った。どうしても残す必要のあるものだけを選別して残し、それ以外はすべて処分するすると決め、その処分を井村さんにお願いした。
- 次回3月の部会は3月19日(木)13:30からTMCで行います。曜日が変更になっていますのでご注意ください。
Ⅱ.環境・エネルギー部会 次回は、2026年 3月 4日(水)14:00~15:30(予定)
リアル(事務所会議室)&オンライン(ZOOM)ハイブリッド方式で開催 皆様のご参加をお待ちしています。
(リーダー;村田吉和 yoshikazu.m@iris.eonet.ne.jp)
【2月例会(第31回)の報告】2026年2月4日(水)14:00~16:40
1.「量子水素エネルギー(QHe)とは」(上原先生)
①QHeは、ナノ構造を持つ金属材料に水素を吸蔵させ、特定の条件で加熱することで、投入エネルギー以上の熱を発生させることができる日本発の次世代エネルギー技術である。
②水素原子の「量子拡散」という現象により、金属(主にニッケル系複合材料)と水素が相互作用して発熱する。
③都市ガスの1万倍以上の高いエネルギー密度を有すると言われている。
④CO2を排出せず、核廃棄物も出さず、暴走事故の危険性もないため、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー源として注目されている。
⑤㈱クリーンプラネット社が東北大と共同研究を進め、三浦工業と共同で産業用ボイラーの実証実験を進めている。
2.「“南海トラフ地震・津波”予測最前線」(中野さん)
①南海トラフ地震・津波は、地震観測網のデータ解析から、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下にゆっくり(数cm/年)沈み込みながら、プレート間の固着域(アスペリティ)が跳ねて発生することが解明されている。
②海洋研究開発機構は、DONET1(熊野灘地震・津波観測監視システム)を2011年7月から、DONET2(紀伊水道沖地震・津波観測監視システム)を2016年3月運用開始、2016年4月から防災科学技術研究所に運用移管。
③2025年10月からは、防災科学技術研究所が高知沖から日向灘に整備した「南海トラフ海底地震津波観測網(N-net)沖合システム」の地震観測データの活用を開始、四国沖から日向灘にかけて発生する地震の緊急地震速報が最大で20秒程度、津波検知は最大10分程度早くなることが期待されている。
④政府の地震調査委員会は2025年9月付けで、今後30年以内の南海トラフ発生確率を、発生確率の不確実性を反映させて12年ぶりに、すべり量依存モデルで「60~90%以上」、発生年単純平均モデルで「20~50%」の2種類の確率を併記した。
⑤内閣府は、「南海トラフ地震臨時情報」が発表された場合の、住民等がとるべき行動及び地方公共団体や事業者がとるべき防災対応をあらかじめ定めておくために参考となる事項を記載した「南海トラフ地震臨時情報防災対応ガイドライン改訂版」を2025年9月に発行した。
3.CO2削減ビジネス短信「脱炭素、迷走(自動車各社 翻弄)」(浅井さん)
①トランプ大統領は、新車の「CAFE規制」(企業別平均燃費目標)を大幅緩和し、EV普及策を骨抜き。
②EUはエンジン車禁止方針を撤回。英国は、2028年からEVへ走行課税(6円/1マイル)を導入計画。
③米・自動車メーカーは、EV投資縮小。GM:EV関連従業員3,300人削減、フォード:大型ピックアップトラック生産撤退、ベンツ:米国でのEV車販売中止、ホンダ:高級EV生産終了
④日本は欧米のEV戦略の先読みが必要。欧米とも急速なEVシフトへの自動車産業の負担増への配慮があるが、欧州はガソリン車に使用される鋼材に厳しい脱炭素条件を課す計画。
4.環境・エネルギー関連情報(村田)
(1)洋上風力復調
①2025年8月、三菱商事が洋上風力事業から撤退するとの情報が流れたが、その後、英国の北海への大規模導入計画が発表され、復調の兆候。
②日揮と住友商事は日本で、2030年に年産100基の浮体式洋上風力発電システム製造計画発表。
③戸田建設は、浮体式洋上風力開発で世界をけん引、風車8基からなる「五島洋上ウインドファーム」(計16.8MW)を1月5日に運転開始。
(2)EU、2035年エンジン車禁止撤回
①2023年にゼロエミッション車以外の販売原則禁止の方針を発表したが、急速なEVシフトへの産業界の反発等を考慮し見直し。
②ただし、EV推進の方針は維持。小型EVへの優遇措置導入や新車登録の6割を占めるレンタカーやリース車などの社有車は、2030年以降一定割合以上ZEV義務化の方針。
③また、エンジン車へもEU製「グリーン鉄鋼」や「先進バイオ燃料」を使用し、2035年CO2排出 量90%以上削減を守らせる予定
(3)水素調理
①2016年頃から開発が進められた。
②燃焼温度が高いため、強い火力での調理が可能で、表面はパリパリ、中身はジューシーに仕上げることができる。
③2050年カーボンニュートラルを目指し、水素の用途拡大も目的の一つ。
5.「金属排水処理法(NS法)」(大西さん)
①悪臭のしないガスセンサー制御硫化物法(NS法)は有害金属の高度処理が可能。スラッジ発生量も少なく、無機凝集剤などの添加も不要。
②総合地球環境学研究所やインドネシアの依頼を受け、水銀を使った小規模金採掘(ASGM)の対策に取り組んでいる。
③TMCへの依頼事項の詳細は、別途打ち合わせによる(2月20日13:00~TMC事務所)。
Ⅲ.資源循環部会
1.水研究会 次回は、3月24(火)10:30-12:00 オンラインで開催予定。
(リーダー;斉藤昇 ghmtd252@ybb.ne.jp)
2月24日(火)に開催しました水研究会のメモは以下の通りです。
PFASの水処理・分解技術(上原先生)(添付1)
・Inter Aqua @東京ビッグサイト1/28~30 より
- マイクロ泡へのPFAS分子の取り込み。上方に浮き上がったPFAS濃縮液を分離。電気分解によりPFASの分解(CO2、F)。(株)日水コンによる製品化”Forever Gone”。
- 超臨界水を用いるPFASの酸化・完全無機化。Aquarden Technologies社のSuper OXTRシステム。完全自動化、140トン/年処理可能。
- 超音波マイクロバブルを用いたPFASの分解。FAST Lab社のCAVITOXTRの収束型超音波システム。マイクロバブル崩壊によるラジカル確認。強固な化学結合切断。
最近のFBに関する特許のご紹介(齊藤)
・戸田建設(株)他;特開2026-10666、アルカリ排水中和システム。(添付2)
トンネル現場では岩盤などの掘削物から溶け出すアルカリ排水が多量に排出される。一方、コンクリート練り混ぜ水を加温するためボイラーが使用されている。このボイラーから排出されるCO2をFB化することにより、アルカリ排水中和が短時間で可能である。
・アクアス(株);特開2026-18310、水系の消泡方法。(添付3)
アクアスは水処理、消泡剤のメーカーである。ウルトラファインバブル(UFB)発生装置は消泡効果があることを見出した。特に製紙の抄紙工程では消泡剤を添加しているが、これが必要なくあるいは低減できる効果がある。
・キヤノン(株);特開2025-132589ファインバブル含有液濃縮装置。(添付4)
80nmのUFBを中空糸膜を有するクロスフローフィルタ径100~200nmを用いるとUFB漏出なしに2倍以上に濃縮可能。圧力損失も少なく、流量も多くできる。
オープンセミナーについて(齊藤)(添付5)
・5/27(水)TMCオープンセミナー開催を予定しています。暫く水研究会から発表していないので、添付の要領で環境に優しい水技術の最前線で如何でしょうか?
上原先生からはPFASの分解を、松永さんからは農業分野をはじめファインバブルの適用事例を、南條さんからは半導体と水のお話を、宜しくお願い致します。
次回は3月24(火)10:30-12:00 オンラインで開催予定。
議題は、①TMCオープンセミナー開催(5/27)の確認、②ファインバブルの話題、③飲めない水を飲める水に、④その他水に関することは何でも結構です。
2.亜臨界水分科会 現在休会中であるが、案件が出次第再開予定
(リーダー;溝尾博 mizoo-kamiho@hcn.zaq.ne.jp)
3.排水分科会 現在休会中であるが、案件が出次第再開予定
(リーダー;岡本長興 n-okamoto@castle.ocn.ne.jp)
Ⅳ.補助金委員会 現在休会中であるが、案件が出次第再開予定。
(リーダー;岡本長興 n-okamoto@castle.ocn.ne.jp)
Ⅴ.AI/IoT研究会 次回は、 3月17日(火) 13:00- 14:30 TMC会議室の予定
(リーダー;山本英毅 yamahide602000@yahoo.co.jp)
日時 :2026年2月17日(火)13:00~1 5:00 TMCで実施
出席者:溝尾、村田、堀本、土居、岡村、山本英(敬称略)
欠席者:武藤、阪林、江村、佐藤、吉田悟、浅井(敬称略)
内容:(1) テクノメイト出前講義について
テクノメイトコープ出前講義 【中小企業におけるDXと生成AIの活用】の状況報告
先月の報告から進展なし
(2) 今回は、「フィジカルAI」について勉強した。
1. フィジカルAIとは
1.1 フィジカルAIとは何か
1.2 生成AIとフィジカルAIとの違い
1.3 フィジカルAIとロボティクスAIとの違い
1.4 フィジカルAIが注目される3つの理由
1.5 フィジカルAIを支える技術
1.6 フィジカルAIが実世界で期待される役割
1.7 フィジカルAIのメリットと課題|社会実装に向けたポイント
1.8 フィジカルAIの開発・実装を支えるソリューション
2. ロボティクスAI市場
2.1 ロボット市場と日本のロボット産業の動向
2.2 米国先端展示会CES2026の情報
2.3 汎用フィジカルAIの市場動向
2.4 ヒューマノイドロボット
[次回]山本による、「【経産省】セキュリティ対策評価制度」について勉強の予定
Ⅵ.東京支部会合 次回は3月7日(土)第1週の土曜日16:00-18:00 神奈川労働プラザでの会議で
予定します。但し、同会場の予約システムが変わり、調査中です。
【( SKYPE WEB⇒Micro Soft Teamsに移行)でも参加OKです】
(リーダー;金子昌二 kaneko.syouji@ozziojp)
2月もTeams接続不良問題もあり5名の参加でしたが、Teamsの通信システムへの
接続方法が又、変わったようでいろいろトライすることで殆ど時間を費やしてしまいました。
そのこともあって2月予定の議題をそのまま3月に持ち越します。
東京支部として月例会議は連続実施できたものの、対外活動としての不十分さや現メンバー
の高齢化対応としての新規会員増を図る必要があること等も確認しました。
3月の議題として、
・2026年の東京支部の活動についての具体性協議や新規テーマの設定
・継続テーマとして掲げてきたCO2削減に掛かる深化の方向性
・生成AIの熟練度アップ等
Ⅶ.中部支部:『トそろそろ3回目の行事を企画致します。』
(リーダー;池田 和人 spuk3vz9@outlook.com)
中部支部は、昨年12月5日金曜日に香川顧問が代表取締役社長を務められている『トヨタテクニカルディベロップメント株式会社様』の見学会を鋭意開催しました。これは、中部支部が発足してから2回目の行事になります。中部支部は、そろそろ3回目の行事を企画しなければなりません。
現在の中部支部は、高度な専門性を有する数名の会員で成り立っています。そこで、中部支部は、会員の皆様方それぞれが持っている専門性を見える化した上で、中部支部として『社会のために何ができるか』を考えます。
一方、中部支部は、法人会員と個人会員を引き続き募集致します。ご興味がある方は、TMCのホームページに記載されている事務局に是非お問い合わせ下さい。
【TMCホームページ:入会案内】
https://techmatecoop.org/?page_id=4162
Ⅶ.地球科学勉強会 3月度は中止の予定ですが、近々ZOOMにより再開の予定です。
(リーダー;斉藤昇 ghmtd252@ybb.ne.jp)
・田中祐介さんから紹介いただきました「地球深層ガス」(トーマス・ゴールド著、日経サイエンス社)から化石燃料に対する見方が一変
し、続いて「未知なる地底高熱生物圏」(トーマス・ゴールド著、大月書店)を田中さんから最新のデータも紹介していただきながら輪読しました。
・現在の地球環境を論ずる前に、地球科学のことを知る必要があると思われ、上原顧問より紹介いただきました「ダイナミックな地球」(大森聡一、鳥海光弘著、放送大学教材)も輪読しました。
・一昨年9月より、「地球の歴史(上)(中)(下)」鎌田浩毅著、中央公論の輪読を始め、昨年9月度より(中)を始めております。
他に久保顧問、平岡さんも当初から参加されています。ご興味のある方はご参加ください。
以上