第218回TMC技術研修会(第29回オンライン版)
令和5年3月22日
令和5年4月の技術研修会を下記の通り開催いたします。
今回もオンラインです。ふるってご参加のほどお願い申し上げます。
主催:特定非営利活動法人 テクノメイトコープ(TMC)
開催日時:令和5年4月26日(水) zoomによるwebセミナー
13時30分~15時40分 (webサイトオープン13時15分頃予定)
申し込みは 下記URLから
https://techmatecoop.org/?page_id=2804
あいさつ:13:30~13:35 武藤理事長
講 演Ⅰ:13:35~14:35
演題 「おおさか環農水研の挑戦 ~気候変動への適用と大阪の食の振興~ 」
講師 高井 雄一郎氏 (地独)大阪府立環境農林水産総合研究所 食と農の研究部 主任研究員
概要 人為的な温室効果ガスの排出により、高温や豪雨といった極端な気象現象が増加し続けており、災害の発生や農業への被害等、私たちの暮らしへの悪影響が顕在化している。このような状況から、脱炭素社会への加速とともに、気候変動による悪影響へ対処する「適応」への関心が高まっている。本講演では、おおさか環農水研で取組む農業や水産業における「適応」に向けた調査研究を中心に、「食の都 大阪」を支える農水産業や食品加工業に関連する技術支援について紹介する。
講 演Ⅱ:14:40~15:40
演題 「過熱水蒸気乾燥法の基礎と応用 ~幅広い温度と湿度の利用~」
講師 伊與田 浩志氏 大阪公立大学 工学研究科 機械系専攻 教授
概要 乾燥は分離操作の一つで,材料中に含まれた液相を蒸発により除去する操作とされています。しかし実際には,水分などの液相の除去とともに,材料の高付加価値化を目的とした一つの熱処理工程と考えることができます。大気圧近傍の過熱水蒸気を乾燥熱風として用いる乾燥を過熱水蒸気乾燥法と呼ばれており,近年,過熱水蒸気は乾燥操作のほか,食品加工や殺菌,廃棄物処理などにも利用されるようになりました。本講演では,その導入として,実験結果を紹介しながら,特徴,湿度(しつど)の重要性,関連技術や利用分野の広がりなどについて概説します。
※お問い合わせ:E-mail: tmc-osk@crux.ocn.ne.jp TEL 06-4963-9876(TMC事務局)